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2022.07.07

源助だいこん農業体験について

橋本さん.gif

投稿スタッフ

金沢|近江町市場のお取り寄せ

こんにちは。

皆さま、突然ではございますが、「源助だいこん」をご存知ですか?
加賀野菜15種の1種で、太い短いずんぐりとした形で、表面が白くすべすべした綺麗な肌を持つ、大根です。
イチバのハコでは、毎年初冬から初春にかけて【金沢おでんのハコ】や【加賀野菜のハコ】でお届けしています。
肉質が緻密で柔らかいため、おでんに使用すると、煮崩れしにくく、そして出汁がよく染み込み、口に入れるとほろっとほぐれるため、煮物に最適な大根とも言われています。ブリ大根に使うのもとってもオススメです!

と、なぜこんな夏真っ只中の今、源助だいこんのお話をしているかと思いますよね。

実は私たち、現在来秋に向けて、イチバのハコのお客様に参加いただけるような「農業体験」を企画しています。
イチバのハコを運営している株式会社こはくという会社は、そもそも金沢に訪れる観光のお客様に、料理体験や御座敷遊び体験、サイクリング体験等「体験型」の観光プログラムを提供しておりました。
コロナ禍になり、金沢を訪ねて来てくださる観光のお客様が減り、そんな中でも金沢の食文化を伝えたい、そして何より閑散としたおみちょのために何か役に立つことをしたい、(あと事業を継続していかなきゃいけないというのももちろんあり)、イチバのハコを立ち上げました。
幸いなことに、イチバのハコを立ち上げたことにより、私たちはより地元の食材について知る機会を多くいただき、私たちが直接お会いしてお話を伺った生産者さんの話、きっとイチバのハコのお客様が聞いても面白いと思っていただけるのではないかな、なんて思いを強く持ち始めました。
そのためこれまでは「スタッフ日記」で何度かそんな生産者さんのお話をお伝えしてきましたが、如何せんプロのライターさんとは程遠い私たちの文章力では伝えきれないことも多いと思い、いつかはお客様に直接金沢に来ていただいて、一緒に生産者さんを訪ねる機会が持てたら、と想いを温めておりました。
そして、この度観光庁の助成金をいただきながら新規の体験を企画しており、今回私たちが注目し体験を依頼したいと思っている農家さんに、先々週お会いしてきました。

その方が、トップ写真の松本充明さんです。
松本さんは、金沢の打木地区で季節により12-13種類のお野菜(加賀野菜を含む)を育てておいでる農家さんですが、他の農家さんとはちょっと異なる点があります。
それは、松本さんのお祖父様が冒頭にお話しした「源助だいこん」の開発者であるという点です。
松本さんの祖父、故・松本佐一郎さんは昭和7年頃、愛知県の井上源助さんというだいこん生産者が作った品種を持ち帰り、それまで打木地区で栽培していた練馬系のだいこんを掛け合わせ、固定選別を重ね、10年後の昭和17年、井上源助さんのお名前を用いて「源助だいこん」という品種を完成させました。
従来のだいこんに比べて収穫率もよく病気にも強い源助大根は、その後打木地区を中心に各地で作られるようになりました。
が、実は源助だいこんには「ス」が入りやすいという弱点があり、平成7年頃には、源助だいこんの生産者は松本家だけになってしまいました。
それでも松本家は源助だいこんを絶やさぬよう作り続けました。
そして、平成9年に加賀野菜に源助だいこんが選抜されたことをきっかけに、また源助だいこんを作る農家さんも増え、今では打木地区で20軒の農家さんが生産されております。
今私たちが、こんなに美味しい源助だいこんを食べられるのも、松本さんのお祖父様が10年もの月日を費やして開発してくださったこと、そしてその後3代に渡り松本家のみなさんが作り続けてきてくださったおかげです。
文章に書いてしまえば、こんなにもシンプルですが、その裏には計りしれないご苦労があったかと思います。

金沢|近江町市場のお取り寄せ

そんな松本充明さん、お会いしてみると本当に気さくで素敵な方でした。
言葉ひとつひとつが真っ直ぐで、そして全ての説明に淀みがなく、明朗にお話をされる方です。
2時間程お会いした中で、面白いお話をたくさん伺いました。
松本さんの大切にされていること「加賀野菜は伝統野菜だから、四季を味わって欲しい。旬のうちにたくさん育て、無理に期間を延ばすようなことはしたくない。その時期に並ぶお野菜で季節を感じてもらえるのが理想」というお言葉がとても印象に残りました。
イチバのハコでも「旬を楽しむ」ということを大事にしており、私たちは常々おみちょに並ぶ食材で旬を感じており、とても通ずるものを感じました。
また、「旬のうちにたくさん育てる」の部分では、松本さんを中心に打木地区の農家さん13名で出資し、2020年に「金沢アグリプライド」という農業法人を立ち上げ、高齢化に伴う休耕農地の解消や、若い生産者の育成などにも力を入れて活動されています。新規就農者を雇用し、雇用者が主体となって農業生産を行う形態の法人設立は石川県内では初めての試みとのこと。
自分たちが作り上げたものを「残す」ということの大変さを知っている松本さんだからこそ、未来につながるこういった試みにも重みが感じられます。

さて、他にも面白いお話をたくさん伺ったのですが、せっかく「農業体験」を企画しているので、体験をされる方に直接聞いていただいた方がネタバレも少なく良いかなと思い、ここら辺で割愛させて頂きますね。
その代わり、体験レポートを楽しみにしていてください。

丁度私たちがお伺いをした6月末には、加賀太きゅうり、打木赤皮甘栗かぼちゃ、金沢スイカなどがたわわに実っておりました。
他にも、私たちが見せていただいただけでも5-6種類の別のお野菜も育てていらっしゃり、その全ての畑が綺麗に整然と整えられており、几帳面な性格、丁寧なお仕事がそんなぱっと見の印象からも伝わってくるねーと他のスタッフと話していました。
そして、お打ち合わせから帰ってきて写真を整理していたら、露地栽培の打木赤皮甘栗かぼちゃ、地面に直接触れて痛まないように、ひとつひとつの実の下に緩衝材みたいなものが敷かれていることを発見し、さらに感動しました。

金沢|近江町市場のお取り寄せ
金沢|近江町市場のお取り寄せ

それでは、私たちが企画している「農業体験」、ちょっとだけ最後にお知らせさせてください。
まず、今回はモニターツアーということで、イチバのハコのメルマガ会員さま、そして定期便ツキのハコのご契約者さま限定で、ツアー自体の費用は無料でご招待しようと考えています。
(限定10組を想定しております)

詳細のお知らせは、メルマガとツキのハコのお客様には直接メールでお送りさせて頂きます。
(7月末頃にお送りさせていただくので、ご興味のある方は、それまでにメルマガ登録をしていただくと良いかと思います!)

内容は、以下になります。
9月11日(日):松本さんの畑で源助だいこんの種まき体験と、この時期旬の加賀野菜等を使ったお料理体験
9月末:皆さまに種まきしていただいた源助だいこんの間引き菜、市場では流通していないのですが、これがとっても美味しいということで、ツアー参加者さまのご自宅にお届けいたします!食材は全ての恵みを美味しく頂きましょう!
11月20日(日):ついに源助だいこんの収穫をします!畑での試食と、お料理体験付き。
※いずれか一回のご参加も受け付けております。

ご興味がある方は、今からその日程を空けていて下さいね。