ヤマカ水産/番匠さん
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ヤマカ水産/番匠さん

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近江町市場のプロを紹介する「おみちょびと」の編集を担当する白江です。金沢で生まれ育ち、近江町市場で普段から買い物をしています。金沢の旬の食材を詰め合わせた「イチバのハコ」に込められた思いを「おみちょびと」への取材を通じてお届けしたいと思います。 今回は記念すべき第一回。イチバのハコでお届けしている鮮魚を仕入れていただいているヤマカ水産の番匠(ばんじょう)豊樹さんと仕入れの現場をご紹介します。

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ヤマカ水産といえば、近江町市場と歴史を共にし、来年2021年で創業300年をむかえる老舗。その老舗水産会社に30年以上勤務する番匠さんの出身は能登半島、珠洲市蛸島。言わずと知れた漁港の街です。幼少の頃から当たり前のように新鮮な魚を食べ、遠洋漁業で一年のほとんどを留守にしていた漁師のお父さんの背中を見て育った番匠さんは、金沢中央卸売市場で勤務の後、現職のヤマカ水産へ。中央卸売市場の仲買業者さんからには「番ちゃん」と慕われる存在です。趣味は釣り。「仕事で散々魚を扱っていながら休みも釣りですか?」と思わず突っ込むスタッフ。私たちの質問にも丁寧に答えてくれる番匠さん。心底魚が好きなんですね。 そんな番匠さんの案内で、5月某日早朝金沢市中央卸売市場へ。

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金沢駅から車で5分ほどにある金沢市中央卸売市場は、青果や鮮魚など生鮮食品と加工品を取り扱う卸売市場です。ここから様々な生鮮食品が近江町市場に届けられます。卸売市場の見学は事前の届け出が必要ですが、今回は番匠豊樹さんの案内でスムーズに見学することができました。 番匠さんの馴染みの仲買人のひとつ、安宅(あたか)さんで番匠さんが今朝仕入れた鮮魚や旬の鮮魚を紹介いただきました。見学当日は時化(しけ)のため普段よりも水揚げされた鮮魚は少なかったようです。

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そして今日のハイライトであるセリの見学。卸売市場で一番早いセリは3時半。私たちが到着したのは6時前だったので、8時半からの「二番セリ」を見学させていただくことになりました。それまで十分時間があるので場内にある食堂で朝ごはんを。市場で見かけた大きな穴子にインスパイアされたスタッフは穴子天ぷら定食を注文。ガスで炊いたご飯が美味しくて一同ペロリと平らげました。ご飯ももちろん美味しかったのですが、食堂に次々と現れる市場の人たちのキャラが濃く、朝6時からビールを飲んでいるおじさんがいたり、突然身の上話を始めるトラックのドライバーさんとのお喋りを楽しんだりと、新たな市場の魅力を味わう時間になりました。 腹ごしらえが済み、さていよいよ本日のハイライト、セリに潜入します!乞うご期待! 以上

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