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待ちに待った底引き網漁解禁!

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2021.09.02

待ちに待った底引き網漁解禁!

橋本さん.gif

投稿スタッフ

金沢|近江町市場のお取り寄せ

こんにちは。今回のブログでは9月1日に解禁された底引き網漁の近江町市場の様子や底引き網漁に関する豆知識をお伝えします。

毎年9月になると近江町市場では「底引き解禁」の掲示物が増え益々活気に溢れます。新聞やテレビでも「底引き解禁」と大々的に報じられ、金沢人が待ちわびた日です。解禁日の9月1日午前0時から県内の各漁港では出港し、9月2日未明から金沢市中央卸売市場で底引き網漁の初競りが行われ、近江町市場やスーパーに並び始めました。イチバのハコでも初競りを取材に行きたかったのですが、コロナ禍で市場を見学する事は難しかったので、ヤマカ水産の番匠さんに金沢市中央卸売市場の様子を撮影いただきました。

<9/2北國新聞ニュース>
https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/514886

<目次>
=========
① 底引き網で獲れるお魚
② 底引き網以外の県内の漁法と獲れるお魚
③ 日本の漁業
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金沢|近江町市場のお取り寄せ

①底引き網で獲れるお魚

底引き網漁は、石川県では加賀市から珠洲市の海域で操業され、海中の底層魚を網で引く漁法で、甘えび、ガスエビ、カレイ、タイ、ニギス、ハタハタ、カマスなど多様な地物が水揚げされます。全国的に知名度の高い「のどぐろ」(アカムツ)の漁獲高も1年で一番多い時期(9-10月)になります。

11月に入ると、加能ガニ(ズワイガニの雄)や香箱ガニ、アンコウ、タラといった高級魚介類も加わります。加能ガニと香箱ガニの水揚げは底引き網漁全体の約40%を占めています。ヤマカ水産の方から教えて頂いた豆知識ですが、ズワイガニの解禁月になると、底引き網を行う多くの船がカニ漁を主とするため、甘えびやガスエビなど他の魚の漁獲高が少なくなるようです。

JA石川の石川県主要10港(加賀・金沢・西海・輪島・蛸島・鵜飼・内浦・能登・七尾・佐々波・岸端)の漁獲高グラフを見ると、確かに11月のズワイガニ漁解禁月は甘エビの漁獲高が減少しています。ご興味があればご覧ください。

<JAいしかわ>
ページ左のメニュー「水揚量の月別グラフ」から魚種別・月別の水揚量が見れます。
http://www.pref.ishikawa.jp/suisan/center/sigenbu.files/opendata/top.html

金沢|近江町市場のお取り寄せ
金沢|近江町市場のお取り寄せ

石川県沖では底引き網以外にも様々な漁法が発達していますが、今回は主な4種類の漁法についてご紹介します。

②底引き網以外の県内の漁法と獲れるお魚

■いか(スルメイカ)釣り
スルメイカ釣り漁業は石川県を代表する漁業とされています。スルメイカは日本海を大きく回遊するため、群れを追いかけて漁を行います。春は、北上するスルメイカの餌となる小魚が豊富な石川県沿岸に滞留するため、多くのいか釣り船が全国から集まります。
イカ釣り漁業で全国的に有名な能登町(小木湊)では、高さ4メートル・全長13メートル、重さ5トンの巨大イカのモニュメントが今年完成し、能登町の観光交流施設「イカの駅つくモール」に展示されています。

<巨大なイカの像>
https://www.chunichi.co.jp/article/232709

■定置網
石川県内浦は急深な地形で、ブリ、サワラ、マイワシ、マサバ、マアジなどの回遊魚が岸近くまで回遊するために定置網が発達し、全国的に有数の定置網地帯を形成しています。その名の通り、海中に網を設置し回遊する魚群を誘いこみ漁獲します。冬になるとブリ、アンコウ、スルメイカなど様々な魚介が水揚げされます。ご承知の方も多いかもしれませんが、石川県では娘を嫁に出した家から嫁入り先へ寒ブリをお歳暮として贈る習慣があり、お歳暮の時期の寒ブリには特に高い値が付けられます。11-2月にかけて漁獲される7kgを超えるものを「天然能登寒ブリ」と呼びブランド化も進められています。
<定置網の写真>

■まき網
石川県ではまき網漁も盛んで、巻き網漁の水揚げ金額の約70%はブリ(ふくらぎ・がんどを含む)が占めています。巻き網漁は、大型の網を円形に広げて魚群をすばやく包みこみ漁獲します。

■刺し網
石川県内で広く行われているポピュラーな漁法で、魚の通り道に帯状の網を設置し、その網に魚を絡めて漁獲します。刺し網の水揚げ金額の約30%はブリ(ふくらぎ、がんどを含む)が占めますが、のどぐろなどの定着性の強い魚種も水揚げされます。

出典:JFいしかわHP(http://www.ikgyoren.jf-net.ne.jp/

底引き網を調べていると、日本や世界の漁業のことが気になり調べてみたので、おっ!と思った点をご紹介します。

③日本の漁業

■日本人がよく食べる生鮮魚介類ベスト5(過去30年の推移)

2019年の1位はサケ、2位はマグロ、ここまでは予想通りでしたが、3位には北陸が全国に誇るブリが入りました。ブリは過去30年のデータを見ても入っていないため、初めてベスト5に入ったようです。ちなみにサンマやアジは圏外です。

■世界の海域ごとの漁業生産量

日本の経済水域が含まれる太平洋北西部が世界で最も生産量の多い水域です。さらにいうと、太平洋全体で世界の51%が占め、次いで大西洋が23.6%になっています。

■世界の漁船漁業と養殖業の生産量

養殖生産量はものすごいスピードで増加し2013年に養殖業生産量が漁船漁業生産量を上回っています。日本でも養殖生産量は全生産量の約25 %(2018年)を占めています。

ちょっとかためのレポートですが、水産庁が出されている資料には色々面白い情報が他にものっているのでご覧ください。

<図で見る日本の水産(出典:水産庁)>
https://www.jfa.maff.go.jp/j/koho/pr/pamph/attach/pdf/index-11.pdf

底引き網漁が解禁になり冬が近づくと、1年で一番魚種と漁獲量が豊富になりますので、ぜひ日本海のお魚をお楽しみください。お読みいただき有難う御座いました!