2020.09.14
ひやおろし飲み比べとうんちく
投稿スタッフ
近江町市場で季節毎の食材や飲み物を使用しながら、楽しく学べる「近江町ふれあい講座」。
今回は、「酒の大沢」さんの大澤夫妻と「日本酒バル 金澤酒趣」の山上さんが講師の「石川県のひやおろしの飲み比べとうんちく」講座にイチバのハコスタッフも参加してきました!
山上さんは、能登杜氏四天王の一人である野口尚彦氏に師事し、菊姫さんで26年間日本酒造りに携わって来られた方。
酒の大沢の大澤夫妻と山上さんに色々教えてもらいながら、ひやおろしがいただけるなんて!夢のような企画でした。
ひやおろしとは冬の寒い時期に醸造した清酒を桶の中で一夏熟成させたお酒のこと。涼しくなってきた秋口に生のまま瓶詰めして販売されます。本来は、旧暦の9月に販売されるものらしいのですが、年々全国的に早く提供される傾向があり、他県では8月に販売開始されるところもあるそうです。石川県では、9月11日に県全土で一斉に販売開始されました。
そうです、販売開始から3日後の素晴らしいタイミングでした。
生で瓶詰めされることから、基本的に要冷蔵なため、観光でいらっしゃる県外の方にも「すぐ持って帰ってほしい」逸品のようです。
今回のラインナップは以下の6種類でした。
(横に書いてあるコメントは、講師の方や参加者の方が語られていた特徴をスタッフがメモしておいたものです)
◼︎手取川 純米吟醸(白山市) すっきり、きれい
◼︎常きげん 純米(加賀市) ねっとりまとわりつくお米の香り
◼︎天狗舞 山廃純米(白山市) 少し酸味を感じつつ旨味が強い
◼︎池月 速醸純米(中能登町) 少し苦味を感じるスリムな辛口
◼︎菊姫 純米(白山市) 丸い、熟成、どっしりと濃い
◼︎宗玄 純米(珠洲市) すっきり、スモーキー
当日は近江町市場で手に入るお酒の「あて」も提供され、それぞれのペアリングも楽しみました。
◼︎福光屋さんのクリームチーズ
◼︎シャインマスカット
◼︎海道屋さんの岩わかめ
◼︎大口水産さんのホタルイカの素干
◼︎潮屋さんのアジの香味焼き
すっきりきれいな辛口のものから、乳酸菌の苦味を少し感じるもの、お米の香りが引き立つねっとりとした味わいのものまで、各蔵さんの違いをひとつづつ感じながら、試飲とは思えないほどの量を太っ腹に注いでいただき、お昼からついつい飲みすぎてしまいました。
スタッフYは常きげん、スタッフTは手取川、そして私は宗玄が気に入り、やっぱりそれぞれ違いがあっておもしろかったです。
これから秋が深まり、ビールから日本酒そして熱燗と季節によって飲み物の移り変わりも楽しんでいけたらと思います。
酒の大沢さんのHP(ご主人のおやぶんのブログが面白くて、よくチェックしちゃいます。)
https://ohzawa.jp
日本酒バル 金澤酒趣さんのFacebookページ
https://www.facebook.com/kanazawa.sake