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2021.11.29
冬の北陸といえば
投稿スタッフ
雷といえば夏の季語ですが、北陸で雷といえば冬ですね。晩秋から初冬にかけて雷がなり、天気も荒れることが多くなってきます。この頃の雷を、「鰤起こし(ぶりおこし)」といいます。雷が鰤を誘い出し、豊漁になるといわれていているそうです。今年は暖かい日が多い気がしますが、先週から海上も時化があり、金沢市内でも霰が降ったり、雷がなって強い風が吹く日がありました。そろそろ、北陸の冬がやってくるなと冬タイヤへの交換を考えなければいけないです。悪天候も鰤が美味しくなる合図だと思えば、我慢できるということでしょうか。
回遊魚であるブリは6~7月頃北上を始め、夏から秋にかけて北海道の海域で過ごします。10月下旬頃より産卵するために、南下を始め、そのうちの一部が新潟から富山湾の中に入り、能登町沿岸周辺の定置網に水揚げされます。富山湾は入江となっており、富山、能登半島の山々から栄養素が海に流れていて良質のプランクトンが豊富であり、富山湾に入ったブリは、栄養豊かな小魚を沢山食べて、丸々と太るって美味しくなるのです。「能登の寒ブリ」は脂がのっていてとても味わい深いです。
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