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加賀れんこん農家さん取材記

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2021.10.06

天狗乃肉-天狗中田本店-

橋本さん.gif

投稿スタッフ

金沢|近江町市場のお取り寄せ

こんにちは。今回のブログでは10月10日(ととの日)から発売するイチバのハコの「カタログギフト」にもご協力いただいた天狗中田さんをご紹介します。

天狗中田さんは、能登半島の豊かな自然に恵まれた「能登牛」や天狗独自の製法で作り上げられたこだわりの「ハム」などを取り扱われている石川屈指の精肉店です。天狗中田さんの直営店は4店舗ですが、県内にはにはのれん分けされたお店も多く、県内随一の精肉店グループです。

近江町市場内にも何と3店舗もあります。今回カタログギフトにご協力頂いたのは天狗中田武蔵店のこの道40年以上のレジェンド西さんです。そして、西さんから大変貴重な天狗中田本店の創業者である中田岩次郎氏の伝記をお借りしましたので、伝記の内容についてご紹介させていただきます。西さん、ご協力有難う御座いました!!

■天狗中田武蔵店
https://ohmicho-ichiba.com/meet/shop40301/

■中田岩次郎偲びの記
1984年に発刊され今は発売されていない貴重な文献です。
https://amzn.to/3iDEVuy


<目次>
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① 中田岩次郎翁
② なぜ「天狗」なのか
③ 天狗中田本店
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金沢|近江町市場のお取り寄せ

①中田岩次郎翁
中田岩次郎氏は、明治27年小松市安宅町に生まれ、14歳で金沢へ移住、食肉販売畜産業に従事され始め、24歳で二代目天狗本店主になられました。晩年業績を称えられて北国文化賞を受賞された際に北國新聞社は下のように報じられています。

「天狗中田本店、天狗中田産業の社長、中田岩次郎氏は、食肉の販売、加工業を通じて、業界の発展と石川県の畜産業振興に寄与した。とくに畜産の多角経営を全国で初めて行い、和牛の改良につとめて、「黒毛和種」「朝鮮牛」を導入。肥育牛を普及して、農家に喜びをもたらし、石川県の水準をいちじるしく向上させた」

業績の裏には常人では想像しがたい辛苦のドラマがあったと言われており、「おしんの男性版」と呼ばれることもあるようです。書籍の中で紹介されている辛苦の中で印象に残った物語の一部をご紹介します。

■人生を変えた災害
中田岩次郎氏は回船業を営む中田岩次氏の次男坊として生まれました。長男の利市氏は早くに他界され、幼少の時から次の中田家を継ぐ事実上の長男として育てられました。そんな中田家や岩次郎氏の人生を変えたのが、明治29年8月2日、加賀地方を襲った大豪雨でした。大豪雨と同月に到来した台風の被害は、床上浸水は9,000戸近く、流失橋1,200、死者数80名の未曾有の被害で、この大豪雨で岩次郎氏の家屋や倉庫は倒壊、流出し、持ち船も波に飲みこまれてしまいました。生活の土台を根こそぎ失った中田岩次氏でしたが、災害後も起死回生の願いをこめて回船業を再開されましたが、船の破損や海運から鉄道輸送へのシフトもあり、回船業に見切りをつけ、現在の天狗中田本店に繋がる養豚業を始められました。

後年、神仏をうやまい、親を大切にしてやまなかった岩次郎氏の思想や信条は、こうした辛苦の中からおのずと身についたようです。ちなみに岩次郎氏は小学校から成績優秀だったそうですが、中田家の苦難の中で家計を案じ中学校を中退されたそうです。

②なぜ天狗なのか

始めて天狗中田さんを見た時に誰しもが気になる天狗の由来についてもお話しします。「天狗」の商標は岩次郎氏の父の岩次氏のアイデアだったそうです。安宅から金沢へ出て肉屋を開かれた際に新竪町三丁目に「天狗屋」という居酒屋があり、酒杯はすべて小さな天狗の面をかたどり、客のだれもが天狗の面の鼻を手に持ち、内側のくぼんだところに満たした酒を飲んでいたそうです。天狗の鼻は長く飲み干してしまうまで台に置けないため、飲むピッチが早く客の回転率も高まり、たいそう流行っていたそうです。岩次氏はこの居酒屋にあやかりたいと思い、居酒屋の主人に頼み込んで「天狗屋」を譲り受けられたそうです。「天狗」の商標に肉商売なので「肉」の文字を加え、つなぎに「乃」を入れて、「天狗乃肉」になったそうです。ちなみに、岩次の出生地の安宅は、鞍馬山の天狗に武芸を仕込まれたと言われる牛若丸(源義経)ゆかりの地で、歌舞伎でも有名な勧進帳の舞台になった場所です。

勧進帳のふるさと
https://www.city.komatsu.lg.jp/soshiki/kankoubunka/boshuu_hanbaiannai/1/2478.html

天狗中田本店の事務所の神だなには、天狗の面がまつってあり、本店で一人前になった従業員がのれんわけをしてもらい、独立されても天狗の面を守り本尊するケースが多いようです。毎年11月3日の本店創業記念日には、全従業員が手を合わせて拝み、また中田本家では正月になると、床の間に天狗の掛け軸や天狗の面を飾って祝う慣習が今も守られています。ちなみに、京都市左京区にある鞍馬寺に、天狗中田本店、支店、関連グループ会社の代表者は毎年参拝を欠かされないそうです。私の実家は京都市北区で、鞍馬寺も近いので、天狗中田さんにより親しみを覚えました。

金沢|近江町市場のお取り寄せ
金沢|近江町市場のお取り寄せ

③天狗中田本店
新竪町商店街の入り口にある天狗中田本店は精肉の加工・販売だけでなく、本店で販売されているお惣菜も大人気です。私も友人宅でお呼ばれした時の手土産や差し入れとして時々利用させて頂いているのですがどれも絶品です!!ただ、直ぐに売れ切れてしまう人気商品なので購入される方はお早めに。

そして天狗中田本店といえば、やっぱりすき焼きが有名です。10月から4月の期間限定で、店舗の隣にあるお屋敷で食べられるのですが、人気で予約がとり難く残念ながらまだ行った事がないです。。。ご参考までに天狗中田本店のすき焼きを紹介されているブログをご覧ください。

天狗中田本店すき焼き
https://food-japon.com/p/tengunakata-honten


色々話が脱線しましたが、近江町市場へお越しされた際には天狗中田武蔵店へぜひお立ち寄りください!!