2021.03.24
定期便「ツキのハコ」4月食材
投稿スタッフ
こんにちは。
4月3日(土)にお届け予定の【ツキのハコ】は春を感じるラインナップとなりました。
《内容》
サクラマス(2切れ)
白エビ
めかぶ
春の葉野菜(写真はスイスチャード)
こごみ
野三つ葉
木の芽
人参(2色)
車麩のはし
石川県の開花予報は3/26と伝えられておりましたが、一足早く3/23に開花宣言がされました。
街中を見渡しても、まだまだ1-2分咲きかなという感じですが、今月末には満開予報のようです。
桜の頃の海から川に戻ってくることから名付けられたと言われる「サクラマス」。
今回はお住いの地域によっては桜がもしかしたら散り気味の頃にお届けになるかもしれませんね。
鮭の仲間のサクラマスは、稚魚の期間を経た後に川に残るものをヤマメと言い、海に下るものをサクラマスと呼ぶそうです。実は同じ種類だったのですね。
最近では数が激減し、「幻の高級魚」とも言われているようです。
鮭に比べて、熱を通しても硬く締まらず、柔らかなデリケートな身質で、火の通りが早いのが特長です。
味は淡白で上品、あっさりとしていることから、春らしい味がするというファンが多くいます。
一緒にお届けする「木の芽」とともに「サクラマスの木の芽焼き」をお楽しみください。
また、富山湾の宝石とも讃えられる「白エビ」は、4月1日に毎年漁が解禁となります。
日本の固有種で、ほぼ富山湾のみで獲れると言われています(太平洋側でも一部獲れるようですが、漁が少ないため、あまり商業用に漁をする方が少ないとか)。
生の状態だと半透明の薄ピンクの身は、こちらも桜を彷彿とさせるような見た目です。
足が早く、すぐ頭から黒くなってしまうことから、イチバのハコでもお届けしたいのに、なかなか踏み込めない魚介のひとつです。ちなみに、頭が黒くなっていても、火を通して食べる分には鮮度は問題ございません。
また、お野菜は春の葉野菜と山菜のこごみ、そして春が旬の人参をお届けします。
お野菜の見た目からも春を感じますね。
最後に「車麩のはし」ですが、何?と思われた方もいらっしゃると思うので、ちゃんと説明させてください。
車麩は金沢では卵とじにしたり、すき焼きに入れたり、あと「金沢おでん」の定番具材としても親しまれておりますが、「はし」とは?
車麩は長い棒に生地を巻いて直火で焼き、その上にまた生地を巻いて焼く、を重ねてバウムクーヘンのように製造されます。その過程で両端の部分が生まれるのですが、その部分だけを集めた商品のことです。
「端麩」とも呼ばれるその部分、ここがまた通常の車麩とは違った味わいがお楽しみいただけます。
焼かれている面積が多いため、少し香ばしく、そしてもちもち食感が通常のものより強いです。
(そのため、水で戻す時間を長くとっていただく必要があります。)
食パンは耳の方が好き、とかピザも耳が美味しいのよ、という方には話が早いと思います。
通常の車麩としては規格外商品となってしまうこの端っこを、ちゃんと美味しくいただくということで、
以前のスタッフブログ「美味しいもったいない」でもご紹介させていただきました。
ツキのハコ定期購入者向けのオンライン教室は、前回はお届けしたアンコウを朝捌いている様子の動画をご覧いただき、またおみちょから忠村水産さんの中継を行いました。
毎回少しずつコンテンツも増やして、皆様のご参加をお待ちしております。