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2021.04.20

能登取材の旅ーまあそいー

橋本さん.gif

投稿スタッフ

金沢|近江町市場のお取り寄せ

4月10-11日に能登へ取材の旅に行ってまいりました。
すでにイチバのハコでお届けしている食材の生産者さんや、今後何かしらご協力いただけたらと思っている生産者さんや業者さんにお会いしてきました。
天気も良く、ほんっとに充実した2日間でした!
能登の食材って、私たち金沢の人間からしても、何だか特別なんです。
その自然や風土、文化や風習、どれをとっても神秘的でそして牧歌的。
いつもふとした時に「能登に旅に出たいなぁ」なんて思ってしまう、魅力的な場所です。
おみちょでも能登の食材の人気は高く、私たちもこれまでも沢山能登食材をお届けしてまいりました。
ずっと行きたかった取材旅行。
もちろん、感染対策もバッチリ、マスクにハンドサニタイザー持参、そして移動中の車は常に換気をし、いざ出発です!

本当は順を追って私たちが巡ったルートをご紹介したいとも思ったのですが、
ただの旅行記になってしまいそうなので、生産者さんごとにご紹介させてください。
今後もちょこちょこ能登の記事を書く予定ですので、よろしくお願いします。

まずは、現在販売中の【春のてんぷらのハコ】でお届けしている、能登島で作られた「まあそい」のお塩、こちらの生産者さんから。
「まあそい」とは能登島の方言で、「豊かな・よく成長した・よく実っている」の意味らしいです。

「能登半島にすっぽり包まれて浮かぶ能登島には
 この土地に伝わる変わらぬ”暮らし”があり、
 その営みの中で守られてきた、里山里海の”景色”があります。
 能登島の「まあそい」暮らしと風景。
 より多くの人に知ってもらい、感じてもらえたらと思っています。」
   ーーーまあそいHPから引用ーーー
まあそいHP:https://masoi.net/

そうなんです、この「まあそい」プロジェクト、本当に素敵なんです!
豊かな自然に恵まれた能登島の、豊かすぎる島の幸をまるっと「能登島」のブランドとして、
能登島を訪れた人、能登島に魅せられた人、能登島の風景に惚れ込んだ人の食卓の景色に
「お裾分け」として彩れたら、との想いで島の特産物を島内の限られた商店やお宿、道の駅などで販売されています。

金沢|近江町市場のお取り寄せ

実はこのお塩、イチバのハコの料理研究家の谷口が訪れたとある有名和食店のシェフが美味しい塩として紹介されており、それでイチバのハコでお取り扱い出来ないかとご連絡を差し上げていたところ、
なんと!イチバのハコスタッフのあやさんのお姉さまが中心となって行っているプロジェクトであったことが発覚したのです!すごいご縁です。
繋がりたい人とは、こうやって繋がっていけるものなのですね。本当にご縁というのは面白いです。
早速あやさんのお姉さま葉子さんにお電話し、お取り引きを開始させていただきました。
そして、今回私たちは葉子さんが営んでおられる「ゲストハウス葉波」さんを旅の拠点とさせていただき、
「まあそい」のお土産の一つ、お塩の生産者さんをご紹介いただきました。

ゲストハウス葉波さん:https://bit.ly/3asyvdE
(葉子さんが本当に素敵な方です!そしてロケーションも素晴らしいです!目の前が海なんです♬)

能登島の長崎町という場所で行われている「まあそい」の塩づくり。
この長崎町は能登島の北東部に位置し、24世帯程の小さな集落です。
その塩づくりは、古代から海水を煮沸し土器製塩という手法で行われていたとのこと。
近代の藩政に入ってからは、海水の揚げ浜式の製塩が行われていたそうです。
1911年頃に一度その製塩は途絶えたものの、集落出身の中山武男氏が、終戦間も無く昭和21年頃から、
出兵して帰郷したのちに自家消費の味噌づくりのために塩づくりを始めたそうです。
戦地で現在のミクロネシアに行った際に、同じ部隊に所属していた沖縄県糸満市出身の方から、
塩水を煮詰めた塩づくりの方法を習い、それを持ち帰ったようです。
その後中山氏は試行錯誤を繰り返し、今の能登島の製塩方法を見出したそう。
その中山氏を師とし、現在その製法を受け継いでいる源内伸秀さん。

金沢|近江町市場のお取り寄せ
金沢|近江町市場のお取り寄せ

源内さん、お話好きでとてもお茶目な方でした。
塩づくり以外にも伝統的な仏壇を彫る仕事、その他にも何個も仕事を持つ、アクティブな方。
話がポンポンと止まらず、ついつい聞き続けているとあっという間に時間が経ってしまい、
重要な塩作りの話は最初の15分ほどで、その他の能登島の暮らしの話や夏にアワビが取れるんだよなんていう、能登島自慢の話まで。笑
源内さんの製塩場は、その昔「船屋」として船を停泊するために屋根をつけていた場所を改装して作られていました。そして、目の前には、きれいな海が広がります。
一度製塩を始めると3日間火を焚きっぱなしということで、風が強い火にはその「船屋」が燃えてしまわないか、ヒヤヒヤするとのことです。(24時間つきっぱなしというわけにはいかないですもんね!)
昔は浜揚げで手で海水を汲んでいたようですが、現在はポンプで引き上げているようです。
その他、どうやら「まあそい」のお塩になるためにとっても重要な3工程があるようですが、
「それは秘密」とのことでした。笑
お酒を飲めば話してくれるよーなんて面白いつっこみを受けていましたが、それも今では本当に秘密のようです。
とても気になりますが、時には知らなくてもいいことがあります。
何はともあれ、「まあそい」のお塩は美味しいし、それで十分だと思います。
それを源内さんが、綺麗な海のそばで、あの素朴な小屋の中で、時にヒヤヒヤしながら作っている、ということを想像しながらいただくだけで、もう「まあそい」のお塩は私たちの中ではとっても特別な存在になりました。
そして、最後にはさりげなくみんな分のお塩をくださり、私たちは能登島の「お裾分け」をありがたく金沢の自宅に持ち帰りました。食卓の風景にさせていただきます。


ーーーおまけーーー
能登島のお塩作り、味噌づくりをするために再開されたと先に触れました。
24世帯しかない長崎町では、現在お塩は作れても、塩を使った味噌などの加工品を作るための加工場がなく、せっかく生産したものも自家消費にとどまり、流通に乗せることができないとのこと。
能登島のお味噌、魚の出汁で取れたお汁に合うよう、塩分濃いめが特徴らしいです。
長崎町に残るこういった伝統を次世代に引き継ぎ、集落を存続させるために、現在加工場を作りたいという動きがあるようです。
高齢化したメンバーの無償の労働により支えられている活動にはやはり限界も見え始め、
この度、来週4/26よりクラウドファンディングを開始するそうです。
いつか、イチバのハコでもそのお味噌をお届けできるよう、私は微力ながら応援したいと思います。
ご興味のある方はこちらで。↓↓