top of page
2021.05.13
近江町のゲスト
投稿スタッフ
開場300年をお祝いしている近江町市場ですが、今の時期には季節限定ゲストがいます。
皆さんのご近所でも見かける、ツバメです。
近江町市場は、アーケードで高い天井にテントが張られていていますが
ほぼ外のような感じで、雨はしのげる、出入り自由な空間といえます。
ぶらぶらとお魚や野菜を品定めしながら歩いていると、
ビュンと何かが飛んでいきました。どこに巣があるのでしょうか?
よくよく見てみると、あちこちに柱に傘が引っかけられていて、高い所にツバメの巣があるのです。
子どもの国語の教科書で、ツバメが住宅地に巣を作るのは、外敵から守るためだと
読んだことがあります。人通りが多い所の方が、ツバメが巣を作るにはよい環境なのです。
ということは、この近江町市場はかなりいい条件が揃っているということになります。
春になると、フィリピンやベトナム、マレーシア、インドネシアなど遠く南の方からはるばる日本へやってくるツバメたち。これは、距離にしておよそ2,000km~5,000kmにもなるそうです。
今の時期は、巣作りの真っ最中です。
そんなツバメが毎年来るのを楽しみにしている商店のご夫婦は、ヒナが生まれて育ち
巣立つのを暖かく見守っているそうです。
英語で巣はnestといいますが、辞書には(居心地のよい)休息所という意味もあるそうです。
この近江町市場が皆さんにとっての休息所になればいいなと思います。
bottom of page