2024.05.01
4周年記念の試み
投稿スタッフ
4周年の私たちの新たな試み。それは、オリジナル商品の製作です。
私たちが今まで築いて来たおみちょ内外の「つながり」を活かして、能登の食材と近江町市場の商店さんをつないで、何か新しい価値を作れたら良いねという想いから着想しました。
震災直後、能登の食材がおみちょから消えて、改めて、金沢の食文化には能登の存在が不可欠なことに気づきました。
いつも食べている大好物や、季節毎に楽しみにしていた食材、そして大好きなお酒、手に入らないとなると、余計欲しくなり、そして淋しくなり。。
能登への想いを募らせながら、金沢で私たちが出来ることを模索していました。というか、今もしていますし、今後もし続けると思います。
金沢が一部地域を除いて、大きな影響がなく普通の生活を送れるようになり、石川県の今後を想うと、金沢がしっかり経済的に下支えを出来る強さを持ち続けないといけないなと思いましたし、3月には北陸新幹線が敦賀まで延伸され、加賀の経済の活性化も期待されています。
石川県がかつてないほど、北陸の横のつながり、そして首都圏や全国とのつながりを必要としている今、延伸のニュースは明るい話題となりましたし、それと同時に、金沢や加賀が果たせる役割をしっかりしていくことで、能登の復興を支えていくことが、今私たちが出来ることではないかなと思いました。
そんな中、以前からお付き合いのあった、能登町松波に蔵を構える「松波酒造」の金七聖子さんが、加賀の小松市の加越酒造さんで、お酒造りを再開されていると聞き、久しぶりにお会いしてきました。私たちは2021年4月に社員旅行で能登を訪れ、松波酒造さんの趣深い歴史ある酒蔵をご案内いただきました。その後も金沢でもお会いしたり、一緒にお仕事をしたりと、「つながり」を持たせていただいておりました。
震災後、県内外で酒造りを再開されて、お忙しく飛び回っておられる様子をSNSやニュースで拝見しており、さぞかしお疲れでは。。?と心配しながらお会いしたら、相変わらずのパワフルさで、逆にこちらが元気をもらいました。能登の人は、本当に強い。
そして、その折に、昨年末に酒絞りをした際に出た酒粕を、震災後レスキューしたとのことで、そちらを譲っていただきました。
私たちのオリジナル商品、こちらの酒粕を大切に使わせていただきます。